2023年11月21日(火)〜11月26日(日)、元麻布ギャラリー甲府(山梨県・甲府)にて、3年ぶりの個展を開催致します。
今回の個展のテーマは「循環」。
様々なモノを良きものに転じながら昇華したエネルギーは、天上でさらに浄化され、ようやく今、温かく、麗しく、優しさを伴った恵みの雨となって平等に降り注がれている。
有難い「靈雨(ひう)」として…
前回は、まさにコロナ禍真っ只中で、藤屋画廊(東京・銀座)にて『燦氣(さんき)』という昇龍をメインに作品を展示いたしました。
昇龍に込めた思いは、1日も早く、世界中を渦巻くコロナへの不安や恐れ、怒りなどから解放され、平和で穏やかな日常を取り戻したい。そして、人々を取り巻いた負の感情、それらを良き方へ導く強いエネルギーに変換し、各々が「恕し(ゆるし)」という温かなチカラに転じて希望に満ちた未来に昇華していく…というイメージを、昇龍に当てはめて表現しました。
3年前のメイン作品・昇龍『燦氣(さんき)』と対になる降龍を、良きエネルギーに満ち溢れた豊かな地「甲府」で発表できますこと、本当に嬉しく、有難いご縁に心から感謝しております。
ありがとうございます。
今回メインとなる降龍は、3年前のメイン作品だった昇龍と対になるよう、良きものに転じて満たされた温かなチカラが、恵みの雨となって、地上にいる様々なモノへ降り注ぐ…というイメージを表現した作品です。題名は、『靈雨(ひう)』と名付けました。
「靈」とは、目に見えない神聖なもののこと。
今、この時代において、どれだけのヒトが、その目に見えないチカラを感じ、感謝し、そして得たものを還元し生きているだろう…
古(いにしえ)の者達は、「目に見えないモノの存在と、自然と和なう(かなう)エネルギーの循環に感謝し、その良きものを止め、また誰かに還元できる流れを作るものこそ”靈止=人(ひと)”と言った。
全てのものに平等に、有り難く降り注ぐ「恵みの雨」は、強く願ってなされるものではなく、自然に良きものが巡り、「和なう(かなう)」もの。
コロナ禍を通して、自分と向き合い、感性を見つめ直す時間が多くなり、強さと優しさを行ったり来たりしながら、どちらもあって良いという循環と融合を許容している古来からの日本人気質を自分の中に発見し、穏やかな「凪」の感性が芽生えたように思います。
優しさ、暖かさ、麗しさを伴って、恵みの雨は、今も私たちに降り注がれている…
今回は、メインの降龍のそんなイメージが会場を包み込み、甲府の良きエネルギーが昇龍と降龍の良き循環により心地よい空間となって、足を運んで下さった皆様に元気を与えられるような展示になっていたら嬉しいです。
悠久の時を経たような、森花枝の感性のフィルターを通して生まれた作品の数々、楽しみにしていただけましたら嬉しく存じます。
甲府の有難いご縁に恵まれて、良きもので満たされた空間となりますように…
会場でお会いできますのを、私も楽しみにしております。
ありがとうございます。
そして…
芸術と音楽のコラボレーション…私のインスピレーションの源でもありますが、今回は私の世界観を底上げしていただくような、素敵なコンサートの開催が会期中に実現いたします。
あと数日で、詳細をお伝えできるかと思います。
楽しんでいただけますように…
皆様のご来場、会場にてお待ち申し上げております。
ありがとうございます。
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「森花枝 個展」
2023年11月21日(火)〜11月26日(日) 12:00-19:00
場所:元麻布ギャラリー甲府
〒400-0031 山梨県甲府市丸の内2−3−2
東横INN甲府駅南口2 1F
TEL:080-1143-8940(ギャラリー担当 鎌倉)
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